犬や猫はペットを思い浮かべた時に真っ先に浮かぶ動物ですが、日本ではトカゲやヤモリ、亀などの爬虫類も非常に人気があります。
実際、日本はアメリカに次ぐ世界第二位の生体爬虫類輸入国です。
しかし、多くの輸入品が違法と疑われていることが懸念されています。
爬虫類が人気の理由は何でしょうか?
WWFジャパンによれば、多くの人々が爬虫類をペットとして飼うのは、仲間としてではなく美しさを楽しむためです。
「多くの人々は彼らを仲間として飼うのではなく、その美しさと外見を楽しむコレクションとして扱っています」と同団体は説明します。
この魅力は、生き物のコレクションとして昆虫採集に似ています。
対照的に、中国では主に医療目的で爬虫類が輸入されています。
これらは多くの場合、国外で処理された後に到着するため、中国は日本に次いで生体爬虫類の輸入で第三位にランクされています。
日本に入ってくる爬虫類の中には、捕獲禁止にも関わらず野生で捕まえられたものも見られます。
日本の主要な輸入国としての役割を検討するため、WWFジャパンは9種類の人気種を調査し、結果を7月に発表しました。
規制のギャップ
コバルトツリーモニターを例に取ると、この鮮やかな青いトカゲはインドネシアのバタント島やその周辺の熱帯雨林に生息しています。
最大で1.2メートルの長さに成長し、ブルースポットツリーモニターやコバルトモニターなどの名前で販売されています。
この種は、絶滅危惧種の国際取引に関する条約(CITES)の附属書IIに記載されており、保護の最高レベルに次ぐ位置づけです。
商業取引は許可されていますが、原産国の政府からの輸出許可が必要です。
適切な規制がなければ、この種は絶滅の危機に瀕する可能性があります。
しかし、規制は不十分なようです。
日本の市場では、これらのモニターの20%以上がインドネシアからの野生捕獲個体であることが判明しています。
野生動物の輸出が禁止されているインドネシアからのものです。
それでも、輸入記録には彼らが飼育下繁殖されたものとして登録されています。
違法性が明確に証明されたケースはありませんが、野生動物が合法的に捕獲されたものとして偽って販売される可能性も存在します。
抜け道と「洗浄」
ホースフィールドリクガメも同じような問題を抱えています。
この種も附属書IIに記載されており、中央アジアから中国にかけて生息し、主にウズベキスタンから日本に輸出されます。
それは認識しやすいもので、一般的なカメとは異なり、前肢に5本の指ではなく4本の指があることから、フォートウドリクガメと呼ばれています。
日本はこの種の第五位の輸入国です。
日本における需要はかつて非常に高かったですが、ウズベキスタンが野生捕獲の輸出を禁止して以来、輸入は減少しています。
それでもこの種は、密猟や過剰捕獲の脅威にさらされ続けており、違法取引は依然としてヨーロッパやアジアで繁盛しています。
WWFジャパンは深刻な懸念を表明しています。
「合法性や持続可能性に疑問がある取引が行われていることを深く遺憾に思います。
市場は成長を続けています。」と同団体は述べています。
彼らは、企業に対して合法的かつ透明な取引を確保するよう促し、政府に対して責任ある行動を求めています。
地元の種を保護する
日本は単なる輸入国ではなく、野生動物の供給源でもあります。
特に南西諸島の奄美大島では、様々な種、特にクワガタや沖縄産のトカゲが捕まえられ、取り除かれるという深刻な問題が発生しています。
これらの動物の中には、捕獲規制の下で保護されていないものもいます。
6月には、奄美大島の自然保護協議会が、奄美市など5つの自治体とともに、県や環境省、民間企業と連携して、島の動物を持ち出さないよう呼びかけました。
奄美大島と徳之島の自然を保護する必要性を強調しました。
このアクションの緊急性は明らかです。
ちょうど1ヶ月前の5月、という訴えがまだ草案段階だった時に、空港当局は5200匹の陸上ヒトデを密輸しようとした3人の中国国籍者を逮捕しました。
この種は日本の天然記念物に指定されています。
画像の出所:japan-forward