サンディエゴFCは、今シーズン重要な役割を果たしていたベテラン選手二人を失った後の初戦で、トロントFCに0-1で敗れた。
試合はスナップドラゴンスタジアムで行われ、トロントは全体にわたって強固な守備を見せた。その唯一の得点は、20分にトロントのストライカー、テオ・コルベアヌによるペナルティキックで決まり、フランコ・ネグリにファウルされて獲得したフリーキックからのものだった。
この結果、サンディエゴの成績は13勝7敗3分け、ポイントは42となり、それでもなおウェスタンカンファレンスの首位を維持している。
一方、トロントは5勝11敗6分けの成績となり、イースタンカンファレンスおよびメジャーリーグサッカー全体で最下位に近い状況が続いている。
今シーズン、サンディエゴFCはシアトル、ミネソタ、バンクーバーといったリーグ屈指のチームには好成績を残しているが、成績が振るわないチームとの対戦に苦しんでいる。
トロントに敗れたことに加え、リアル・ソルトレイクやヒューストン・ダイナモにも敗戦を喫し、セントルイス・シティSCとの無得点ドローも記録している。
これらの相手はシーズン中、下位の成績が続いている。
試合の観衆数は23,514人に上り、試合終了の笛が鳴ると観衆からブーイングが起こった。これは、今シーズン好調に推移しているサポーターにとっては珍しい光景となった。
試合後、サンディエゴFCのディフェンダー、クリス・マクビーは「ボールの扱いをもっと良くする必要がある。今日は少しボールを持ちすぎて、簡単にボールを失ってしまった」と語った。
ヘッドコーチのミキー・ヴァラスは「この敗戦から早く立ち直らなければならない。次の試合はバンクーバー・ホワイトキャップスとの対戦だ。この試合について話すことにはあまり意味がない」と述べた。
バンクーバーは最近までウェスタンカンファレンスの首位に立っていたチームである。
また、試合の前日にサンディエゴFCは、フォワードのミラン・イロスキとのローン契約を即時に終了することを発表した。
イロスキはエスコンディード出身で、サンディエゴFCでは14試合に出場し、10得点、1アシストを記録した。
さらに、クラブは27歳のドイツ人ディフェンダー、ヤスパー・レッフェルセンドとの契約も終了したと発表した。レッフェルセンドは昨年のMLSエクスパンションドラフトで選ばれ、サンディエゴでは22試合中13試合に出場し、7試合で先発したが、得点はなかったものの3アシストを記録した。
サンディエゴFCは今後、5試合をホームで行う予定で、その中にはバンクーバーとの再戦やナッシュビルSCとの試合も含まれている。
さらに、リーグカップの試合も控えており、対戦相手にはリーガMXのチームが含まれ、CFパチューカ、ティグレス・ウANL、マスアトランFCがスナップドラゴンスタジアムで対戦する予定である。
なお、サンディエゴFCはアメリカの若手国際ディフェンダー、アイデン・ハランギをドイツのブンデスリーガクラブ、アイントラハト・フランクフルトから今シーズン残りの期間有効なローン契約で獲得したことも発表した。彼は19歳で、フランクフルトのユースシステムでの6年間を過ごしている。
画像の出所:timesofsandiego