Sat. Jul 12th, 2025

7月は天文学的に特別なイベントが目白押しです。特に注目されるのは、フルムーンの一種である「バクムーン」です。 これは、北アメリカの自然と伝統に根ざした豊かなストーリーを持っています。 “バクムーン”という名前は、オスのシカが新しい角を育て始める時期に由来しており、自然界での真夏を象徴しています。

この美しい月は、7月10日に満月を迎えます。

その後、7月16日には、月、土星、海王星が見事に一直線に並ぶ天体のトリオが観察できます。 この日、早朝、月は減少する月相で、土星と海王星の近くを通過します。 どちらの惑星も、魚座の星座内に位置していますが、土星は肉眼で見える明るさがあり、海王星は非常に暗いため、望遠鏡が必要です。 土星は、3日前に逆行を開始したため、空を西へ移動する様子が見られます。

続いて、7月20日には、三日月がプレアデス星団に近づくイベントが発生します。 明け方の直前に、月が「七姉妹」として知られるこの美しい星団の近くを通ります。 プレアデス星団には1000以上の若くて熱い星が含まれていますが、肉眼で見えるのは通常6つの星に限られます。

プレアデスは11月から3月にかけて最も目立ちますが、7月末の早朝でも観測可能です。 月と星団の近接は、特に双眼鏡で観察すると印象的です。

7月25日には、冥王星が最も明るく見える日を迎えます。 地球から見て太陽の真反対に位置するこの日、冥王星は近日点に達し、地球に最も近い位置に来ます。 それでも、冥王星は約30億マイルの距離にあるため、通常よりも少し明るく見えるものの、観察には中程度のパワーの望遠鏡と詳細な星図が必要です。

冥王星はいて座の星座内にあり、地元時間で深夜頃に確認できます。

7月29日には、月と火星の接近が観察できます。 この日、月は徐々に満ちていく三日月の状態で、星座のタウルス(牡牛座)内で火星と近接します。 美しい組み合わせが見られますが、どちらの天体も地平線近くにあり、太陽の残光の影響を受ける可能性があるため、視界が制限されることがあります。

そして、同じく7月29日から30日にかけては、南デルタ水瓶座流星群がピークを迎えます。 この流星雨は7月18日から8月12日まで活発ですが、29日から30日にかけては見ごろとなります。 今年は、月が早く沈むため、暗い空を利用して観賞に最適な条件となります。

画像の出所:secretlosangeles