2025年5月終了の年度において、イリノイ州のすべての都市圏で失業率が減少したことが、米国労働統計局(BLS)とイリノイ州雇用保障局(DES)によって発表されました。
前年に比べて、全非農業部門の雇用が増加した都市圏は4箇所であり、それぞれ以下のように続けて前年同期比の成長を示しています。チャンペーンは4ヶ月連続、シカゴは11ヶ月連続、エルギンは9ヶ月連続、スプリングフィールドは19ヶ月連続の成長を記録しました。
「すべての都市圏で前年比の失業率が低下しており、さらに州内4つの地域で非農業部門の雇用増加が見られることから、イリノイ州経済は安定性と回復力を示しています」とアニー・マナー副知事は述べました。
各都市圏の雇用状況も多様です。非農業部門の雇用が最も大きく減少した都市は、ダベンポート・モリーン・ロックアイランド(イリノイ部分)で-2.8%(-2,500人)、カンカキーでは-1.8%(-800人)、ブルーミントンでは-1.7%(-1,600人)、デカターでは-1.7%(-800人)となっています。
一方、非農業部門の雇用が最も大きく増加した地域は、チャンペーン・ウルバナで+3.0%(+3,500人)、シカゴメトロ部門で+0.5%(+17,400人)、エルギンメトロ部門で+0.3%(+1,000人)、スプリングフィールドで+0.3%(+300人)です。
多くの地域で雇用の成長が見られる業種としては、プライベート教育とヘルスサービスが10地域で、鉱業・建設業および金融活動がそれぞれ7地域での成長を示しました。
失業率が最も大きく低下した都市圏には、チャンペーン・ウルバナ(-1.0ポイントで3.2%)、エルギンメトロ部門(-0.9ポイントで3.6%)、レイクカウンティ・メトロ部門(-0.9ポイントで3.6%)が含まれます。シカゴメトロ部門は-0.2ポイントの4.9%でした。
非農業部門の雇用データは、2025年5月の数値を示しています。ブルーミントンでは95,100人、チャンペーン・ウルバナでは121,700人、シカゴ・ナペルビル・シャウムバーグでは3,821,200人、ダベンポート・モリーン・ロックアイランド(イリノイ部分)では87,200人、デカターでは47,100人、エルギンでは299,400人、カンカキーでは42,600人、レイクでは347,400人、ペオリアでは173,100人、ロックフォードでは146,900人、スプリングフィールドでは112,400人、セントルイス(イリノイ部分)では244,000人、イリノイ全体では6,187,100人です。
失業率に関しては、シカゴ・ナペルビル・シャウムバーグ地域やエルギン、レイクカウンティでの改善が見られました。たとえば、エルギンでは3.6%に低下した一方、カンカキーでは4.5%に減少しました。
また、シカゴ・ナペルビルでは、プライベート教育とヘルスサービスが+11,900という大きな成長を示した他、レジャー・ホスピタリティも7,300人増加しました。
一方、エルギンメトロ部門では、政府部門が2,000人増加する一方で、レジャー・ホスピタリティ部門が1,300人減少しました。
レイクカウンティでも、プライベート教育とヘルスサービスが1,500人増加したものの、専門サービス部門では2,500人が減少しました。
注意点として、2024年の各都市圏の失業率と非農業部門のデータは2025年2月と3月に修正され、BLSによって必要に応じて更新されています。これにより、以前のニュースリリースやデータは不正確になる可能性があるため、注意が必要です。
また、現在の月間データは季節的な変動があるため、前年度の同月と比較することが重要です。たとえば、2025年1月のデータは2024年1月と比較することが求められます。
イリノイ州の経済の安定性は、さまざまな業界の雇用増加や失業率の減少から立証されています。引き続き、州は労働力開発の重要な投資を行い、経済の成長を促進していく方針です。
画像の出所:chicagodefender