Mon. Aug 18th, 2025

日本のスポーツウェア会社、アシックス株式会社は、2025年6月30日に終了した上半期の純売上高が¥402,798百万円(約27.3億ドル)に達し、前年同期比で17.7%増加したと発表しました。

これは、上半期として初めて¥4000億の大台を超えた結果です。

同社の営業利益は37.5%増の¥81,132百万円(約5.5億ドル)に達し、経常利益は36%増の¥78,626百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は27%増の¥53,606百万円となりました。

アシックス株式会社は、2025年上半期の記録的な結果を発表し、純売上高は前年同期比で17.7%増加し、営業利益は37.5%増加しました。

この成長は、日本、ヨーロッパ、大中華圏におけるスポーツスタイルと鬼塚虎の需要に支えられています。

同社は、2025年の売上高を¥800,000百万円(約54.3億ドル)、営業利益を¥136,000百万円(約9.23億ドル)に引き上げる予測をしています。

基本的な1株当たり利益(EPS)は¥75で、前年の¥58.09から上昇しました。

粗利益率は56.7%、営業利益率は20.1%に改善し、いずれも過去最高の水準に達しました。

カテゴリ別では、パフォーマンスランニングの売上は8.2%増の¥184,964百万円、コアパフォーマンススポーツは4.8%増の¥44,118百万円を記録しました。

アパレルと器具の売上も6.9%増の¥20,003百万円に増加しましたが、ライフスタイルカテゴリは最も強い成長を見せました。

スポーツスタイルは46.4%増の¥67,314百万円、鬼塚虎は50.1%増の¥65,876百万円となりました。

カテゴリー別の利益も同様に成長し、鬼塚虎は39.1%の最高利益率を記録しました。

売上はほぼ全地域で成長を記録しました。

日本では、売上が24.3%増の¥99,263百万円、セグメント利益は66.2%増の¥21,635百万円に達しました。

これにより、鬼塚虎の需要とマージンの改善が寄与しています。

ヨーロッパでは24.2%増の¥113,769百万円、また大中華圏(台湾を含む)では16.9%増の¥62,032百万円を記録しました。

北米では9.1%の売上成長が見られ、スポーツスタイルが好調でした。

南東アジアと南アジアは33.4%の増加を達成し、売上は¥23,514百万円に達しました。

オセアニアの売上は3.8%増の¥21,447百万円でしたが、セグメント利益は9.8%減の¥3,355百万円に落ち込みました。

その他の地域は安定した状態を維持し、売上は¥24,698百万円です。

同社の総資産は2025年6月30日時点で¥539,717百万円、純資産は¥243,213百万円で、自己資本比率は44.7%です。

現金及び現金同等物は¥124,619百万円に上昇し、運営キャッシュフローも改善され、¥46,411百万円に達しました。

2025年のフルイヤーにおいて、アシックスは¥800,000百万円の売上高、営業利益を¥136,000百万円、経常利益を¥131,000百万円、親会社株主に帰属する利益を¥87,000百万円に達すると予測しています。

基本EPSは¥121.72となる見込みです。

プレミアムランニングとライフスタイルカテゴリに強い勢いがあり、日本、ヨーロッパ、大中華圏の地域で着実に成長していることから、同社は中期経営計画2026の収益性と資産収益率(ROA)の目標を1年早く達成できると期待しています。

「この上方修正を基に、ROAは16%に達する見込みです。

その結果、2026年の中期計画の目標を1年早く達成できる見通しです。

年間配当予想も¥26から¥28に引き上げられました」とアシックスはプレスリリースで述べました。

画像の出所:fibre2fashion