画像の出所:https://www.chicagotribune.com/immigration/ct-migrant-rogue-buses-impound-20231215-q7udktivoneqlnkguv5qng7k3i-story.html
マイアミ−シカゴ間を結ぶツアーバスが、不法移民を密輸する手段として悪用されていることが分かりました。シカゴトリビューン紙の報道によれば、連邦捜査局(FBI)はこの問題について本格的な捜査を開始しています。
この問題は、シカゴ近郊のバス会社で働いていた元従業員の告発によって明るみに出ました。告発によると、このバス会社は不法移民を乗せるために通常の旅行バスのシステムを利用し、不法な取引を行っていたとのことです。
FBIの発表によると、このバス会社は移民たちをマイアミや他の主要都市へ運ぶためのルートを確立していたようです。移民たちはグアテマラやエルサルバドル、ホンジュラスなどから合法的な手続きなしにシカゴに入国し、その後このバス会社を通じて別の都市へと移動していたとのことです。
現地当局によると、これらのバスは不法移民を運ぶための「密輸ルート」として利用されていたとされています。バスは通常の旅行バスと同じように見えるため、関係者以外の人々には不審がられることもありませんでした。
連邦捜査局は、この問題への取り組みを強化し、関与している不法移民密輸グループを根絶するための協力を要請しています。FBIの広報担当者は「我々はこの不正行為と闘い、国境を守るために全力を尽くします。移民制度を逆手に取り、不法活動を行う者たちには容赦しません」と述べました。
このニュースが明るみに出たことで、不法移民密輸に対する厳しい姿勢が強まることが期待されます。一方で、不法移民たちが別の方法を模索する可能性もあり、関係当局は引き続き警戒態勢を維持する必要があるでしょう。