画像の出所:https://www.fox5atlanta.com/news/delta-flight-diverted-tarmac-hours
先週の木曜日夜、メキシコからアトランタに向かっていたデルタ航空の2便が悪天候のため、アラバマ州に迂回し、約300人の乗客が機内で一夜を過ごすことになりました。
乗客たちは、モンゴメリー国際空港に着陸した際、税関および国境保護局(CBP)の要件により機外に出ることができませんでした。
その後、乗客たちは翌日の午前5時以降まで何時間も待たされました。
デルタ航空はこの不便について謝罪し、全額の返金を約束しました。
デルタ航空は、今後の改善策を検討するため、事件をレビューしています。
2便の詳細は、ロスカボス国際空港(SJD)発1828便と墨西哥シティ国際空港(MEX)発599便で、どちらもアトランタのハーツフィールド・ジャクソン空港を目的地としていました。
しかし、ジョージア州での悪天候のため、両便はアラバマ州のモンゴメリー国際空港(MGM)に迂回することになりました。
両機が午後10時30分頃に滑走路に着陸すると、乗客はアトランタに戻る準備が整うまでそのまま待機するよう求められました。
しかし、結局その計画は翌日まで実現しませんでした。
デルタ航空の広報担当者は、乗客が機外に出られない理由はいくつかあったと説明しました。
まず、国際便は小規模な空港であるMGMでは処理できないため、CBPを通過する必要がありました。
CBPとの特別な調整が行われるまでに数時間かかりました。
乗客は午前5時30分頃まで機内で待機し、その後アトランタに到着したのは昼頃でした。
広報担当者によると、両便のドアは長時間の待機中に開けられていたということです。
デルタ航空は、今回の事件に関して次の声明を出しました。
「この度のお客様の体験について心よりお詫び申し上げます。
私たちは、木曜日夜の南東部での雷雨の中、お客様に対してもとめるべきサービスと配慮の水準に達しませんでした。
お客様にはご予約の全額を返金するために、個別にご連絡をさせていただいております。」
デルタ航空は、フライトクルーが乗客と人々の安全を常に考え、悪天候が消えた後にアトランタに戻る計画を立ててモンゴメリーを迂回地点として選んだと伝えました。
バーミングハム・シャトルズワース国際空港も悪天候に見舞われ、風切りに関する報告があったため、適切な迂回空港とはなりませんでした。
また、特に雷活動がモンゴメリーに予想以上に長く残存し、フライトクルーは許可された勤務時間を超過してしまいました。
さらに、国際的な出発地点からのフライトは、CBPの人員および施設が整っている空港に到着する必要があり、これは早朝まで可能ではありませんでした。
乗客はモンゴメリーから出発し、金曜日の昼までにアトランタに到着し、通関を行い最終目的地に向かいました。
デルタ航空は、この出来事に関する徹底的な見直しを行い、今後同様の事態を回避するための改善策を検討しています。
影響を受けた乗客は、不便に対する全額返金を受ける見込みです。
デルタ航空は、将来的に悪天候による遅延を避けるために取り組んでいるとも述べています。